「KOMAZAWA RUNNERS」について・・

おかげさまでこの夏もご好評をいただいております

「KOMAZAWA RUNNERS T-shirt」

今日はその誕生について少し・・・

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2年半ほど前、ニューヨークの「ジョージ・ワシントン・ブリッジ」をランニングしていた時のことです。

ランナーたちが私に、「ハーイ!」「グッモーニン!」と、すれ違いざまに声を掛けてくれました。

自分への挨拶とは思わず、後ろを振り返ったのですが誰もいません・・・。

だから、次からはすかさず私も「グッモーニン!」と笑顔で応えました。

「なんてステキで清々しいコミュニケーションなんだろう!」

澄み切った朝の空気の中、とても幸せな、そして充実した気分になりました。

それは、その後に訪れたサンタモニカやホノルルでも同じでした。

もちろん、すべての人ではないものの、たくさんのランナーたちが私に声を掛けてくれました。

「同じ時間に同じ場所を走っている」

彼らアメリカ人にとって、それは挨拶を交わすに十分な理由なのでしょう。

そのうち、私からも「ハーイ!」と声を掛けるようになりました。

みんながそれぞれの言葉、それぞれの笑顔で返してくれました。

まるで昔からの知り合いのように・・・。

 

一方、日本人は恥ずかしがり屋さんです。

それが「気持ちイイ」とは分かっていても、なかなかアメリカ人の様に他人と挨拶を交わすことは出来ません。

トレッキングや登山をしている人々は「こんにちは」と、ごく自然に挨拶を交わし合うのですが・・・・。

 

毎日のように駒沢公園を走る私は、

「アメリカ人みたいに、みんながフランクに声を掛け合えたらいいのにな・・・」と思いました。

「仲間」ほど濃くはないけど、なんとなく気持ちが通じ合う・・・そんな関係は築けないかな?と。

そして、

「たとえば同じシャツを着て走っている人がいれば、もっと声を掛けやすくなるのでは・・・」と考えたのです。

そんな想いから、「KOMAZAWA RUNNERS Tシャツ」は生まれました。

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ところが発売後、時間が経つとともに「うれしい誤算」が起こり始めました・・・。

なんと、日本全国の方々が「KOMAZAWA RUNNERS Tシャツ」を、購入してくださったのです。

正直、私は驚きました・・・「こんな展開が待っていたとは!」

たとえコースが駒沢公園でなくとも、みなさんに「同じ気持ちで走りたい」と思っていただけたのです。

うれしくてうれしくて、思わず走り回ってしまいました(笑)。

 

実を言いますと、「KOMAZAWA RUNNNERS MEETING」を開催することを、最初はためらいました。

「ひょっとしたら、遠方の方々をないがしろにしてるんじゃないか?」と感じたからです。

「東京近郊の人しか参加できないじゃん!」と、怒られはしないかと・・・。

しかしながら、動き始めないことには前には進めません。

なにかを始めない限り、たとえ小規模であろうと「ムーブメント」は起こせないのです。

・・・なので、出張や旅行のタイミングで遠方の方々にもご参加いただけるよう、

この1年は、2ヶ月に一度、「定期的」に開催することにしました。

 

もちろんそれぞれの場所で、それぞれの景色を見ながら走るだけで OK なんです。

でも、いつかきっと・・・一緒に走りましょう!。

ある程度形になれば、「あなたの街」まで遠征できるかも知れません。

 

しかしながら「ご好評をいただいている」と言ってもまだまだです。

ホームグラウンドの駒沢公園でも、たまにお見かけする程度です。

駒沢公園を走るたくさんのランナーから見れば、本当に微々たる人数なのです。

同じ方向を走るルールなのと、時間や曜日がマチマチなのも理由のひとつでしょう。

でも、お会いした際には必ず笑顔で(たまには苦しい顔で!)挨拶を交わしております。

そしてそれは・・・やっぱり気持ちイイのです。

 

そんなこんなで「KOMAZAWA RUNNERS」は、これからも走り続けます。

どうぞよろしくお願いします。

RUN with SMILE !

 

2013 6/6  C-I-C wrote

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